No. 71 武家文化

 日本文化は実に美しい。

 特に武家文化には強く心惹かれる。世界文化遺産の姫路城の魅力は語り尽くせないが、天守閣最上階に祀られている刑部神社の宮本武蔵の妖怪退治武勇伝や本丸下の播州皿屋敷の『お菊井戸』等は、木造建築の神業的見事さに圧倒された心に幾ばくかの武家社会の人間臭さを感じさせるスパイスの役目を果たし、姫路城の魅力を更にパワーアップさせてくれる。        
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  垂涎の的であった姫路城にやっと入城
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国宝ばかりでなく、日本初のユネスコ世界文化遺産でもあり、世界の宝・羨望の的の姫路城天守閣  
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  姫路城天守閣の磨き上げられた回廊 

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当事の武士の気概が感じられる、摩滅してへこみのある姫路城天守閣へと続く階段

 

 福山城は令和4年(2022年)8月に築城400年を迎えるが、その記念事業として福山城伏見櫓等のライトアップがされている。そしてその一環で令和2年(2020年)8月現在、福山藩藩主二人の鎧兜のレプリカが福山市役所ロビーに展示されている。歴女としてはたまらない。わざわざ遠出して鑑賞する価値を感じずにはいられないばかりか、じっとみとれている内に自然と匠の卓越した技に感嘆の笑みがこぼれてしまう。
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福山藩初代藩主 水野勝成(1564~1651)所用鎧兜のレプリカ
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福山藩阿部家7代藩主 阿部正弘(1819~1857)所用鎧兜のレプリカ

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やっと英語漬けの厳しい日々から、ほんのつかの間解放されてほっと一息。