2018年12月にJames から届いたX'mas Card
バリ様式の婚礼衣裳
祈り手(Praying Hands)は、タイ等アジアでは挨拶を意味する国もあれば、欧米では神様への祈りの動作のひとつ。世界一、イスラム教徒の多いインドネシアの中にあってバリ島は特殊でヒンズー教を信奉。独特なカルチャーに加えて、圧倒的迫力のバリ・ダンスに魅了されて何度もバリ島を訪れる人は多い。
「『若い日本人女性にButter Smell』と言われたのですが、どういう意味ですか?」
バタ臭いを変な和製英語で吹聴したのは一体誰だ!?
何度もバリ島を訪れている我々家族と同様に、何度もバリ島の観光地を回り尽くしたイギリス人夫妻の夫James が、この言葉をきっかけに話し掛けてきた。一緒にバリヒルトンホテル主催のホテル内部施設見学ツアーイベントに参加していた時の事だった。平知盛の最期の言葉『見るべき程の事をば見つ』ばりの、バリ島で見るべきものは見た、次はホテルだという次第。
「午後1時から無料の婚礼衣裳の着付け体験があります」バリヒルトンホテルスタッフの案内に、Jamesは妻のJane に「また着ようよ」Jane は「以前体験したからもういいでしょ」
着付けには興味ないと言う我が家の夫を尻目に「私、着る相手がいなのでよかったらご一緒しませんか?」
「是非!」ノリがいい。私と同じノリをするJames に「離婚届け出を用意しておきなさいよ」とJane 。
カッブル以外で婚礼衣裳を着付けたのは初めてとスタッフにあきれられながらの着付け体験。それから毎年お互いにX'mas Card を送りあうこと20年余り。