No. 15⁷ 武士のたしなみ

   
 
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  友人で茶道師匠のお点前 
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   お茶会の正客のメンメン

 正客(しょうきゃく)とはお茶会における最上位のお客様の事で、お客様の代表つまり主客としてお道具の事やお茶会のしつらえについて亭主と会話する人の事をいう。

 令和5年(2023年)10月に開催されたお茶会の正客は男性の僧侶で、茶室案内役も袴姿の男性。「えっ!男性が茶道?」と思うなかれ。茶道の男女比は2:8だが、茶道とは本来武士が己と向き合い覚悟を養うと共に、社交や接待の場で不可欠な作法であった。つまり武芸の鍛練と共に茶道は武士のたしなみのひとつ。それにしてもここお茶席には、非日常的なジャパネスクの眩しすぎる世界観が広がっていた。

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   「お点前頂戴致します」

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平家物語』では若武者の鎧の色に、この萌黄(もえぎ)色が多用されている。英語では、オウムの羽の中にこの色があるので、パロット・グリーンともスプリング・グリーンともいう。