数年前から広島市内には次々とオシャレなショッピングモールが生まれている。その中の一つで、イスラム教徒即ちムスリムの為の『祈祷室』を見かけた。最近ではショッピングモールばかりでなく駅や高速道路のサービスエリアでも礼拝室が作られ始めた。その理由はインドネシアやマレーシア等のムスリム人口の多い国からの訪日だとか。
2015年には世界人口の約四人に一人がムスリムで、世界最大のイスラム国家はムスリム人口2億人以上のインドネシア。上位20ヵ国には中国やマレーシアも入っていて、その為か説明文には日本語の他に英語や中国語も書かれている。
礼拝室には必ず足洗場があり、手足や腕、耳、鼻腔等を清めてからお祈りをするが、この身体の一部を洗い清める行為を『ウドゥ』という
天井の矢印の示す方向はメッカ。この矢印は『キブラ』と呼ばれている
外国人観光客の多い宮島には礼拝スペースがなく、コインロッカーの片隅でお祈りを捧げている敬虔なムスリムに遭遇した事があった。彼らの為にも『礼拝室』は必要不可欠な施設だ。
