No. 123 ハロウィーン🎃

 ハロウィーン🎃。今では一般的になったが、女将剣道が大学生の頃は「何、それ?」の意味不明のイベントだった。これは古代ケルト人の行事で11月1日が彼らの新年に当たるが、前夜の10月31日は現世と霊界の境が最も近い日で、この日死後の世界との扉が開いて先祖の霊が戻ってくると信じられていた。

 女将剣道が大学時代、アメリカ人の友達が自宅でパーティーを開くから変な格好で来てくれと言う。「何、それ?」。マンダと呼ばれていたイギリス人のアマンダは、名前にちなんでパンダ🐼の仮装、同じくイギリス人のレスリーは服装は勿論の事、顔まで緑色にして木に仮装、アメリカ人のダイアンは本格的メード服を着用したメードに仮装。オーストラリア人のマーガレットは学ランをきた男子学生に、他にもカチューシャには耳、全身茶色の服にはしっぽを付けたタヌキの仮装、中には柔道着の人や深いスリットの入ったチャイナドレスの人と皆おかしくて吹き出してしまいそうな格好で集まった。

 さすが欧米人、大人になっても遊び心は忘れない。しかしハロウィーンは生真面目な日本人の感覚にはなかなか馴染めそうにもないと思っていたが、東京ディズニーランドユニバーサル・スタジオ・JAPANでハロウィーン仮装パレードが開催されるようになったのをきっかけに、今では日本でも一般的な季節の風物詩になった。ちなみにマーガレットは某英字新聞の記者だったので、この時のハロウィーン仮装パーティーが彼女の署名入りの写真付き記事として英字新聞に掲載された。

  
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コロナ禍前のハロウィーンでは、給仕の服装で地味に仮装。マレーシアの民族衣裳の方がいくらか派手で目立つ外見だ 

 

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二階にまでも背がとどき、顔が左右に動く不気味なハロウィーンのデコレーションは、かなり人目をひいていた。私は車から思わずパチリ。シリアス過ぎてあぁ怖ぁ!

 
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